ケニア通信1号

公開日: : 最終更新日:2015/05/09 x.アーカイブ ,

青年海外協力隊員としてケニアに来て2ヶ月。首都ナイロビでのスワヒリ語学習や予防接種、教育実習を終えて、今は西の果てキシイという町で理数科教師として赴任しています。ナイロビからバスで7時間、緑の多いのどかな町です。

そこで、今までに感じたこと・驚いたことをケニアの紹介を含めつついくつか思い出してみます。ただし、これはあくまでも僕の主観であり、キシイ地区のごく一部で起こった出来事です。

ケニアは東アフリカの赤道直下にある国。面積は日本の約1.5倍、人口は約2,900万人。部族としてはキクユ、ルヒャ、カレンジン、そしてマサイ等。宗教はキリスト教が主。公用語はスワヒリ語、英語で、多数の部族語がある。首都ナイロビは200万人都市。高地(1,500m)にあるためとても涼しく、平均気温は20℃前後。雨季、乾季がある。

協力隊員は現在約100人。職種は理数科教師、ポリオ対策、自動車整備、環境教育等。

▼挨拶について

この間赴任して初めて買い物に行きました。校長先生と一緒です。彼らは道で知り合いに会うと「ジャンボ!(こんにちは!)」。そしてがっちりと握手します。「ハバーリ?(ご機嫌いかが?)」には「ンズーリ!(元気だよ!)」と答え、おしゃべりが始まります。

行き先のこと、今日の天気、砂糖について、親戚の話…という間にまた知り合いが。「ジャンボ!」そして握手…という訳で、彼らは心ゆくまで話を楽しみます。そして、満足すると「クワヘリ!(さようなら!)」と言ってまた歩き出す。

でも、ここは田舎で知り合いだらけ!その度に話をするので、1キロ先のマーケットまで2時間もかかってしまいました。さすが‘ポレポレ(ゆっくりゆっくり) ‘の国だなぁ。

▼交通手段

彼らはとても足腰が強いです。1時間くらいの距離なら「near!(近いよ!)」、2時間でも「not so far.(そんなに遠くないね。)」そんな彼らも遠くへ行く時は、マタツと呼ばれる小型バスを使います。早速乗ってみると…。

あれ?動きません。車はずっと止まったまま。お客さんは窓の外の物売りさんとのんびり交渉しています。そして、お客さんを集めている人が一人。どうやらお客さんがいっぱいになるまで待っているようです。そういえば乗り場には時刻表がありません。

ようやくいっぱいになりました。でもまだ動きません。彼は相変わらず客集め、そして別の人が乗ってくる。えっ、まだ乗るの?…痛い!…苦しい、もう無理という頃に彼が車の横をポンポン、と2回たたき、人でぎゅうぎゅうになったマタツはようやく走り始めます。

これではいつ着くことやら、と思っていると…速い!というか速すぎ!マタツはでこぼこ道を猛スピードで走っていきます。お尻は痛い、頭は打つ。もちろん信号などなく、彼らはひたすら目的地まで飛ばすのです。

▼言葉と会話

僕の家は学校の隣にあります。このあたりに住んでいる外国人は一人なので、みんな珍しいようです。「ビオレ!(こんにちは!)」と声をかけてくる人もいて、「ビアモノ!(やあ、こんにちは!)」と返します。

これはキシイ語、というようにキシイの人たちはキシイ語、スワヒリ語、英語と3つの言葉を話すのです。しかも同じ文の中でさえ。

でもこれは彼らにとって当たり前のようです。うちの校長は7つもの言葉を話せるんですよ!

▼野生王国ケニア?

僕の出身大分県には「アフリカンサファリ」というサファリパークがあります。たくさんの野生動物たちがいる大きな動物園のような所です。サファリといえばアフリカ、というようにきっと多くの人たちがアフリカのイメージとして野生動物を思い浮かべるでしょう。

事実、ケニアにはたくさんの野生動物がいます。キリンにライオン、サイにシマウマ。そして有名なあの百万羽のフラミンゴ。だからといって、ケニアの人たちが動物に詳しいかというと、そうでもないのです。ライオンを見たことのない人もたくさんいます。なぜでしょうか?

それは、多くの野生動物たちは人の住んでいる所ではなく、サファリの中にいますよね。シマウマのような例外もいますけど。そして、サファリに入るには入場料がいる。実際にナイロビの小学生の3%しかサファリに行った事がないそうです。

現金収入の少ない地方の子達はなおさらでしょう。テレビのある家なんてほんのわずか。彼らにとって野生動物は身近なようでそうではないんですね。

▼近況

今はまだ働き出して日が浅いですが、これから彼らとどんどんいろんな話をして、刺激をたくさん受けようと思っています。

diary_p

関連記事

no image

しづ 結婚式

青年海外協力隊同期のしづの結婚式に参加しました。今年、結婚式に参加するのも3回目。それぞれの個性が出

記事を読む

no image

最低生活費

生活保護の内訳は、「生活扶助(衣食などの生活費)」「住宅扶助(家賃などの住居費)」「教育扶助(小・中

記事を読む

no image

10年ぶりの再会

青年海外協力隊の先輩が、今の仕事先のナミビアから一時帰国するのにあわせて、新宿で同窓会が開かれました

記事を読む

no image

恐山/むつ

本州二日目。大間崎であったおばちゃんに勧められた薬研のキャンプ場はとても居心地が良く、出発の時にはお

記事を読む

no image

講座報告「学び合い in 豊橋」

「学び合い」の実践者から未経験者まで多様な人が集い、意見交換を行った。 実践報告では、4月から「学

記事を読む

no image

東南アジア青年の船終了

東南アジア青年の船、全てのプログラムが終了する。荷物を運び出し、にっぽん丸とお別れ。約2ヶ月に及ぶ船

記事を読む

no image

市民メディア「いま私たち市民にできること」

BS11で放送。 http://dekiru.or.jp/ 少数の視点に立った内容や手話通訳・PC要

記事を読む

no image

東南アジア青年の船

九州アジア大学から半年後の2004年春。同窓会の際に、参加者の1人から、「世界青年の船に参加しました

記事を読む

no image

紡[つむぎ] 発足

机上で少しホームレスのことを「勉強」しても、目の前の現実のホームレスの人々に近づけるのか、また自分が

記事を読む

no image

人生の縮図

いろいろと考える。最初の目標、そして今。今回の船も、人生の縮図。自分がそのまま現れている。PDCA、

記事を読む

diary_p

diary_p

yasai_02
種日記@水耕栽培

水耕栽培の家庭菜園。 対流もないため肥料が届かなかったためか、な

usj_01
ユニバーサルスタジオジャパン 初訪問

生徒との会話やカバンについているグッズを見る限り、ディズニーラ

slowcal
ホームページ無料作成[スローカル]

2010年より始めた「ホームページ無料作成」サービス。 NPOや

no image
Excel

★ポイント★ ●プロジェクトとは: ある目標のためにいくつかのス

yasai_01
水耕栽培で家庭菜園

ベランダや室内で手軽に始められる水耕栽培。 土を使わないため、虫

no image
Toodledo

★ポイント★ ●タスクとは: 業務・やるべきことなど1つ1つの具

no image
ツイストリングノート

★ポイント★ ・予定やタスクの確認,生徒とのやり取りに手帳は欠か

no image
アウトルック

★ポイント★ ・スケジュール管理に最適な「グーグルカレンダー」は

no image
グーグルカレンダー

★ポイント★ ●スケジュールとは: 時間と場所が決まっている予定

no image
サイトの概要

教師の仕事の大部分は「ルーチンワーク」(繰り返し業務)です。主なものを

→もっと見る

    PAGE TOP ↑